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 シラベの森遠景.jpg

柚子 ユズ

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中国原産の常緑小高木で、飛鳥時代か奈良時代の頃に、中国から渡来したと考えられています。ユズは食材となるカンキツ類の中では比較的寒さに強く、東北地方などでも栽培されています。日本には「柚」という字の入った地名がたくさんあることからわかるように各地でユズが栽培され、柚餅子(ゆべし)や柚胡椒など、各地の名産品としても人気です。冬至の日に、ユズ果実を浮かせて入るユズ湯は爽やかな香り豊かで、新しい年を迎えるために邪気を払う禊ぎとされ、抗菌、消炎作用があることから、ひびやあかぎれなど冬の皮膚トラブルによく、血行を促進し、冷えの解消に良く、リラックス効果があります。近年では、ユズの果皮、さじょう(果肉)、じょうのう膜(果肉を区切っている白い部分)、アルペド(果肉と果皮の間の白い部分)、種など部位毎の成分とその作用などの分析が進んでいます。ユズに含まれるナリンギンは、特に強い苦味があります。
 

学名: Citrus junos

科・属名:ミカン科ミカン属

用部:果実(果皮)

精油成分:d-リモネン、α-ピネン、テルピネン、リナロールなど
作用:血行促進、緩和、抗不安

 

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